「ここだよ。」 「この部屋?」 二階の一番手前の部屋で委員長はそう言った。 家の中は普通で、何か秘密がありそうな感じはないんだけど‥‥‥。 外見はなんの変哲もないただのドアだった。 「じゃあ、開けるね。」 「‥‥‥うん。」 そう言われて、ゴクリとつばを飲んだ。 ここに‥‥‥、秘密が‥‥‥? 「っ!?」 その部屋の中に入ると、そこにいたのは‥‥‥。 「私!?」 大量の私がいた。