どこからか驚異のスピードでボールが飛んできて、
委員長の頭に当たり、
‥‥‥噴水の縁で座っていた委員長は、そのまま噴水へダイブした。
ものすごい水しぶきに
周りにいた人は驚いたようだった。
「だ、大丈夫!?委員長!?」
「ああ‥‥‥。うん。」
「すみません!!」
委員長に声をかけていると、
高学年の小学生の男の子たちが、申し訳無さそうにこちらにかけよってきた。
私は近くに落ちたボールを拾い、渡した。
「はい。これボール。次は人に当たらないように注意してね。」
「ありがとうございます。えっと‥‥‥そっちの人は‥‥‥。」
気まずそうに尋ねた男の子に委員長が答えた。
「ああ。大丈夫だから心配しないで。」
「本当にすみませんでした!!」