そうなったらそれでもいい、友達を大切にしたい気持ちわかるからって…私のこと理解してくれたんだ。


もしそうなったら、本当にハリウッドに行こうって…そこまで言ってくれて。


私は先生のその言葉に感動して、ますます信頼したし、好きになった。


『佑都がそこまで言うなら…べつにいいよ。私、先生のことあきらめるから。って、元々そこまで本気じゃなかったしね~』


『優香…?』


『先生みたいなイケメンと付き合えたら、学校中のみんなに自慢出来るからね~あんなカッコよくてスタイル抜群なハイスペック彼氏なら、めちゃくちゃ可愛い優香ちゃんとお似合いでしょ?』


『お前なぁ、自分で可愛いとか言うか?』


優香と佑都が笑う。


明るくて綺麗な笑顔だ。


すごく絵になるよ。


本当は…


優香も五十嵐先生のこと…ちゃんと好きだったのかも知れない。