『優香には違う男子がいい。それに、歌手になった時にお前を支えてくれるやつ、必ずいるから。先生は…優香を支えられない。友達として、優香にも幸せになって欲しいから。だから…違う方向も見るんだ。稲山も、裕一も、りょうちゃんもみんなお前推しだしな』


ごめんね、本当に…


でも私、先生だけは失いたくないんだ。


これから先、ずっと一緒にいたい。


だって本当に大好きだから。


図々しいかも知れないけど…やっぱり佑都や優香にも、出来れば応援してもらいたい。


大切な仲間に祝福されないなのは悲しいから。


だから、私は優香に本当のことを話そうと思った。


嫌われて絶好されるかも知れないけど…


ちゃんと話しておきたかった。


佑都に相談したら、俺が側にいてやるからって言ってくれて。


それに、そういうことなら話していいって、先生にも了解をもらった。


もし万が一、優香が誰かに話したら…


先生はクビになっちゃうかも知れないのに。