『好きだからだよ。俺はずっと昔から陽愛を知ってる。幼なじみでずっと…陽愛を可愛いって思ってきた。そんな陽愛がつらそうにしてるのがたまらなく嫌なんだ。陽愛にはずっと笑顔でいて欲しいから』


佑都…


『もし、陽愛が振られたら…俺がその笑顔をすぐに取り戻してやるって思ってたけどな。残念ながら、2人は…お互い想いあってたわけ。陽愛が悪いとか、そんなんじゃないんだ。だから、優香、お前は先生をあきらめろ』


『佑都は?陽愛をあきらめるの?』


『それは無理。俺が陽愛を想ってた年数と、お前が先生を想ってた年数、全然違うだろ?優香は可愛い、だから他の男、たくさん選べるだろ?五十嵐先生なんかよりいい男、たくさんいるから』


佑都…必死に話してくれてる。


本当に優しい。


『そんなの、先生よりいい男なんかいるわけないよ』