『ずっと…陽愛のこと好きだった。ほぼ一目惚れ…だったかも知れない。君を可愛いって思って、でも教師と生徒が付き合ったりは出来ないってこともちゃんとわかってた。それでも…気づいたら陽愛のことばかり見て、頭の中が君でいっぱいになって…』


冷静な先生がこんな風になるの珍しいよ。


『信じられないです。こんな地味な私を…』


『地味じゃない。陽愛の、笑顔も仕草も声も…優しいとこも…全部、抱きしめたくなる』


キュンキュンする言葉がどんどん出てきて、こんなに言われたらドッキリじゃないかって…疑ってしまいそうになるよ。


『私、先生に抱きしめてもらって嬉しいです。本当に…信じてもいいんですか?厚かましくないですか?』


『ああ、もちろん。厚かましいわけない』


先生は…そう言って、私のほっぺにキスをした。


チュッてされて顔が赤面する。


『陽愛は俺のもの。ずっと守る。だけど今はまだ…教師と生徒だから。君が学校を卒業するまで待つから、そしたら付き合ってくれる?』