『先生に告白するんだって』


佑都には何でも話してしまう。


『…そうなんだ』


『やっぱり…女の子は可愛い方が得だよね。五十嵐先生だって、優香に言われたらOKすると思うし』


『…そっか?人間には好みとかタイプとかあるだろ。みんなが優香を好きってわけじゃない。俺みたいに』


またコーラを飲む。


『佑都は変なんだよ。誰が見ても優香の方が可愛い。私はちゃんと自覚してる。でも…見た目だけは変えられない。それは仕方ないんだし』


『あいつらみたいに優香のファンは多いけど、だけど俺は…本当に心の底から陽愛が可愛いって思う。それは変なんかじゃない。真面目にそう思うから。お前の…その…』


って言って、私のこと指さした。


『な、何?』


『その…水着、似合うし。おだんごにした髪型とか、それとか…ま、まあ、全部可愛いから自信持てよ』


佑都…


本当にそう思ってくれてるの?