優香の才能は絶対無駄にしちゃいけないし、必ず世に出るって信じてる。


本当に…アイドルみたいだ。


うらやましいよ、こんなにキラキラな優香が。


男子達はもちろん、みんなで応援する一体感に、何だかここが学校だってことを忘れちゃいそうになった。


ひとしきり楽しんで、佑都は別の場所に行って、私は歌い終わった優香に会いに行った。


『良かったよ、すごいね!優香本当に歌手になれるよ!』


私はかなり興奮気味に言った。


間違いなく、私は優香のファンになってる。


『ありがとう~陽愛。終わったからクレープ食べたいよ~』


爽やかに笑う優香。


『いこいこっ、いっぱい食べよ』


私達はクレープ屋まで走った。


『うわっ、五十嵐先生いるよ~』


『あ、うん。さっきからずっと手伝ってくれてるよ』


『そうなんだ。だったら体育館来て欲しかったな』


ちょっと…険しい顔になって、遠くから先生を見る優香。