私達の店には行列が出来てる。


クレープだから女子が来るのは当たり前だけど…


それ以上の理由がある。


うちのブースには2人もイケメンがいるから。


時間が出来たからって、担任の五十嵐先生も来てくれて、私の横に立って注文を聞いてくれてる。


すかさず女子達が群がって。


面白いように行列になった。


つまり、私は…今、先生と佑都に挟まれてる。


この状況、不思議な気分。


でも、先生も佑都もずっと笑顔だし、みんなでワイワイいいながら…すごく楽しい。


『佑都君、イチゴ、もう少しオマケして~』


『ダメ、みんな平等』


『意地悪~』


なんてやり取りしながら、女子達はみんな嬉しそうだ。


『陽愛、クレープ焼くの上手いな』


『ありがとうございます。たまに家でも焼いてます』


五十嵐先生、そう言ったら、私の耳元で


『だったら、今度焼いてもらおう』


って…