『佑都…どうして?どうして私なんか?』


『逆に聞きたいよ。陽愛は昔から自分に自信なくてさ。お前…ヤバいくらい可愛いのに』


このセリフも…言っててめちゃくちゃ照れる。


顔も体も熱い。


『可愛くなんかないよ…私は地味だし』


『派手とか地味とか関係ない。お前は笑顔とかめちゃくちゃ可愛いし、優しいし、頑張りやさんだし…ずっと一緒にいたいって思える女の子なんだ』


『本当に?私が?』


『ああ。本当だよ。今日もずっと嬉しいし、ドキドキしたし、だから…正直いうと、陽愛のこと俺の彼女にしたかった…』


『…ごめん』


『謝るな、まだ…先はわからないし、五十嵐先生に告白されたわけじゃないみたいだしな』


『先生が私に告白なんてするはずないよ。絶対ない。だけど…ちょっとだけ期待してる自分もいるかも知れない…』


恥ずかしそうにしてる陽愛の顔、その顔は俺を想ってるんじゃないけど…


それでも本当に…可愛い。


『わかるよ。気持ちは…わかる。だけど…応援はしない』


『佑都…』


『俺、意地悪だからさ。先生と陽愛がくっつかないように祈るよ』


無理に笑顔を作ってみた。


『ひどい~』


2人で…ぎこちなく笑って、そして、またいつもの俺達に戻った。