『ありがと~おかげさまで』


ピースサインで私に笑いかける顔…


最高に可愛い。


こんな顔が自然に出来るなんて…なんだか、ちょっとうらやましい。


優香の自信に溢れたとこ、私は好き。


本当にそう思ってる。


だけど…


そういうとこ、影で悪くいう人もいるらしくて…


まあ、ひがみ…なんだろうけど。


優香には天性の歌の才能と女子としての魅力がある。


それって…本当にすごいことだよね。


自慢しなきゃ…もったいないよ。


優香には輝いてて欲しいし。


『練習頑張ってね』


『うん。陽愛は塾だよね』


『そう。ちょっと真剣に勉強…っていうか英語頑張りたくて』


『この前のテストやばかったんだよね~本当に苦手。陽愛は英語得意だからうらやましいよ』


私が優香に唯一勝てるとしたら…確かに英語の成績だけだな。


『得意というか好き…なんだよね』