「優里、好きだよ」


可愛い彼女に今日も愛を伝える。

そして決まってこう答える。


「......そう、ありがとう」


その後にふいっと顔を逸らして、無理矢理こちらを見させると顔を真っ赤にしているのだ。

...可愛いと言わずなんと言う!?

彼女は目に入れても痛くないのではないかというほどに可愛い。可愛すぎる。

外に出したら、通り過ぎた人も犬も鳥も、二度見どころか、五度見するのではないだろうか。


だめだ、そんなのダメだ。僕が許さない。

優里は誰がなんと言おうが、本人に拒絶されようが僕のものなのである。


「...大丈夫ですか?いつにも増して変ですけど」


「かっわいいなぁ...あはっ、僕だけの優里」


「......聞き方悪かったですね。頭大丈夫ですか?」


そうして、僕は今日も可愛い彼女を僕だけのものにする。