どうしてこんなことに...

ヤエさんは、白い皿に乗ったレアのステーキを私の前に置いた。

皿の白に、肉の赤がよく映えて、とても美味しそうだ。

「あの、これ食べちゃっていいんですか?」

「あぁ、遠慮せず食え。」

私は、ステーキを1くち口に入れた。

「やわらかっ!なにこれ美味しい!!これヤエさんが作ったんですか?!凄く美味しいです!!」

私がそう言うと、ヤエさんはふわりと笑った。

「作ったのは私だ。美味しいのならなによりだ。」

そう言って、ヤエさんはグラスの中のワインを1口飲んだ。