あるハロウィンの夜...


「あれ〜...ここ、どこお?...」

やばい、完璧に迷ってしまった。

見渡す限り、手入れの進んでいない大きな木しか無い。

ここまで乗ってきた車のガソリンも、ほとんど空っぽ。

絶望的だ。

少し、ここに至るまでの経緯をお話しよう。