隣の人はオールしてるはずなのに、元気すぎる。
謙人の体力は化け物すぎてよくわからずにいる。
電車から降りて、歩いて15分程度で家具屋さんに到着した。
ここはどう見ても家具屋さんだよね?
たまに小物も売ってるみたいだけど、雰囲気が既に可愛い。
私は謙人について行っただけでここがどこなのかも、どこを歩いてるのかもさえわからなかった。
まだ田舎者から抜け出せずにいるらしい、私。
隣に謙人がいなかったら絶対帰れない案件。
『このソファー、ふかふかだよ』
「これ、絶対寝る」
『寝るのはベッド』
「ソファーで寝たら罰金制度作るしかないね」
と、いうことで…
急遽、過酷な罰金制度が作られることになった。
そうでもしないと毎日ソファーで寝そうな気がする私たち。
「予算的にはこれがいいな」
『ひなもこれがいい〜』
「決定!」
お互い意見が合って、すぐに決まった。
色々なソファーに座った中で1番心地が良いソファーを購入した。
「来週届くって」
『楽しみ〜』
さらに生活が豊かになりそうで最高だった。

