隣の住人。





「何入れたの?」



そう聞く謙人に、嫌がらせのように洗濯カゴをベッドに置いて見せた。




1回目からこれって…

どれだけやる気を無くすことをしてくれたんだ。




「まじ?何入れたの?」

『そんなの知らないよ』

「俺は洗濯機を回すなってことだな」

『もう責任とって』





でも、やるしかない。

文句を言っても、やってくれる人はいない…




後で掃除機をかけるつもりで、一つ一つの洗濯物をパンパンして干した。




いつもの倍、時間がかかって…

それに、イラッとしすぎて謙人に当たりすぎた。




吸引力がクソすぎる掃除機で、部屋を掃除機かけて2回目の洗濯機を回してやっと仕事が終わった。




私は一生主婦できないだろうな…と思う。



こんな事だけで、

人生の終わりくらいイライラして大丈夫かな。