洗濯機が頑張ってくれている間は、ベッドでゴロゴロして過ごしていた。
謙人は、スマホでゲーム。
私はテレビを見て、暇を潰していた…
特別話はしてなかったけど…足は絡んでいた。
台所の方から洗濯機が終わる音がした。
もう30分経ったの?
と、時計を見たけど…洗濯機を回した時間を見ていなかったからよくわからなかった。
とりあえず、ただいま11時みたいです…
あと1.2回回すから、
早くしなければ乾かず夕方になってしまう。
『洗濯物干してくる』
玄関近くにある洗濯機。
洗濯機の前にあるキャリーバック。
狭い廊下を通って、洗濯機の蓋を開けたら…嫌な予感がした。
元々、やる気はなかったけど…さらに無くなった気がした。
『何入れたの、謙人!』
ティッシュみたいな?紙みたいな細かい物が洋服達と友達になったみたいだった。
『あ〜最悪』
そう呟きながら部屋に行くと何も知らずに呑気にゲームをしている謙人。
わざとティッシュや紙を入れる人はいないだろうから謙人は気づいていないだろう…
それに、
わざとでないって事は重々承知だけど…
『洗濯機に何か入れたでしょ』
と、謙人には当たらずにはいられなかった。

