謙人から鍵を受け取った後、家に帰宅。
お風呂に入って、ぼっとテレビを見て…
いつも通りの事をしているはずがどこか上の空。
女の子の顔とか、謙人の顔が頭から離れなくて…いつの間にか涙が溢れていた。
『やばいかも』
と、
思ったらなかなか涙も止まらなかった。
違うことを考えようと思えば思う程、嫌な事ばかりが頭に浮かんでいくばかり。
謙人が帰ってきたらどんな顔でいよう。
そんな事ばかり考えていたら、夜中の4時すぎになっていた。
冬休みだから、
生活リズムが崩れているのに…更に崩れた。
寝ようと思えば思うほど寝られるわけもなく、結局謙人が帰ってくるまで起きていた。

