『あ、いた』


と、

謙人を見つけ駆け寄ろうとした瞬間、女の子が謙人の元へと駆け寄った。





謙人と同じ洋服を着ているからバイトの子かな?



私より断然、背が高くてスタイルが良い。

どっちかと言うと、謙人の好みそうだった。





私は、

何も出来ず…立ち尽くしてしまった。




女の子と笑って話している謙人は初めて見る嬉しそうな表情だった。




嫉妬というか、悲しかった。

涙が溢れそうなくらい、何だか怖くなった。



誰よりも謙人の事を知ってると自負していたけど…全然知らなかった。





女の子は、謙人にボディタッチをして…

そんな謙人は、まんざらでもない感じだった。