謙人が海に行った日はさすがに寂しかったけど…1時すぎに帰ってきてくれた。
「ただいま、ひな起きてる?」
『おかえり』
ベッドで目をこすりながら待っていると友達まで一緒に帰ってきたみたいだった。
バイトよりも早く帰ってきて良いじゃん!
一緒に寝られるなんて幸せすぎる〜
何て、
一瞬でも思った時間を返してほしい。
明日、学校がお休みで良かった。
こんな事なら、寝ないで待っていれば良かった。
容赦なく、電気をつけた謙人。
「お酒飲むから寝てていいよ」
と、
言うけど…この明るさで寝られるわけないじゃん。
いつも家に遊びにくる大我くんと前に一緒に海に行った慶さんと初めましての男の人、誠さん。
『焼けたね』
「焼けた」
『痛そう』
焼きに行ったの?っていうくらいみんなこんがり焼けていた。
なかなか痛そうだった。
こういう時って、触っていじめたくなる。

