次の日のお休みは、謙人と友達で海に行くらしい。
お休みが合わなくて、私は行けなかった。
ショックすぎる。
1人でお留守番を考えただけで寂しかった。
『最低』
「何が」
『一緒にいきたかった』
「そうだな」
と、
言った謙人の言葉が棒読みでウザかった。
この場を抜け出そうと思って言ってる感が伝わってきて凄いイラッとした。
私は、
スマホを取り出して無言で過ごしていた。
どっちかというと、謙人に背を向けていた。
「ひなちゃん、怒ってるの?」
『浮気して帰ってきたら怒るよ』
「俺のこと好きなの?」
そう言ってイライラしている私にからかうから思いっきり頭を叩いた。

