次の日
自分のスマホのアラームに驚いて起床した。
今日から、
この生活が始まると思うと憂鬱でしかなかった。
謙人は隣で爆睡中。
このまま、私も一緒に寝ていたい。
『謙人くん』と、声を掛けても起きる気配はこれっぽっちもなかった。
それ以上は可哀想だからと思い、起こさずに徒歩5秒の自分の家に帰宅した。
1人は寂しい…
今さっきまで一緒にいたのに、会いたい。
謙人と付き合ってまだ1週間だけど、自分にとっては既にいなくてはいけない存在だった。
メイクをして、髪をセットして…
気づけば学校に行く時間になってしまった。

