寝ぼけすぎて、状況が掴めないけど…私は謙人に手を引かれて家に帰ってる様だった。
『眠い…』
「あと1時間後、バイトだよ」
『休みたい』
「風呂入る?一緒に」
『一人で入る』
「は、はい」
お風呂入りたいし、メイク直したいし…一度自分の家に帰ってきた。
気を抜いたら、寝ちゃいそうだった。
今なら、1秒で寝られる気がする。
けど、謙人の情報からしたら、あと1時間しかないらしい…
そんなゆっくりしてる暇はなくて、急いでお風呂に入ってメイクをして謙人の家に行った。
『出来た』
2時間しか寝てないはずなのに…私のバイトの時間まで起きて待ってくれていたみたい。
優しすぎる。
嬉しすぎて、抱きついたら抱きしめられた。
癒される…
ついでに、キスもしたら倍になって返ってきた。
今日は朝からキスしてなかったから、新鮮な気分だった。

