愛してしまったので離婚してください

もう一緒に居られないのに・・・
別れるのに・・・

今更知るなんて・・・

もっと早く知っていたら違う未来が待っていただろうか。

私たちが一緒に居られる未来があっただろうか。




朝日が窓から少し差し込みはじめるころ、私は雅を起こさないようにそっと雅の方に体を向けた。

そっと指で雅の頬に触れる。

こんなにじっと雅の顔を見るのは初めてだ。