愛してしまったので離婚してください

先に家の中に入った私は部屋の明かりをつけようと、手を伸ばす。

「・・・っ・・・」
その手を後ろから雅にギュッと包まれた。

そして・・大きな雅の体に私は包み込まれる。



私たちはそのまま体を重ねた。

聞こえるのはお互いの吐息だけ。

言葉はいらない。

雅と体を重ねるのは初めてじゃない。