愛してしまったので離婚してください

その夜・・・私は見てしまった。

雅がリビングのソファで、頭を抱えて苦しそうに眉間にしわを寄せたり、自分の両手をじっと見つめる雅の姿を・・・。その手が震えていることにも気づいてしまった・・・。


雅だって怖いんだ。
私の体にメスを入れる雅。

私の命は彼の手に委ねられる。

もしも逆の立場だったら、私は逃げ出しているかもしれない。
恐怖でおかしくなりそうだろう。

でも雅は私の前では絶対に不安な表情は見せない。

私の事ばかり気遣って・・・