愛してしまったので離婚してください

神様は私にそのチャンスをくれるだろうか。

ニューヨークにいたころとは違う。
あのころよりも私は雅を夫としても、医師としても理解して、やってあげたいことがたくさんある。

あの頃できなかったこと。
今もできないこと。

元気になったら・・・やりたい。


そのチャンスが私にはあるのだろうか。


「疲れただろ。もう寝よう。」
寝室の明かりを消して、雅は私の隣に横になる。
「愛してる」
そう言って私を抱きしめて、私が眠りにつくまで、雅は髪を撫でてお腹を撫でて・・・今夜もありったけの想いを私にくれる。

「愛してる。」
雅の胸に顔をうずめながら、私は今日も眠りの世界に落ちた。