僕等はきっと、満たされない。


「晴夏
秋の京都もいいよ

晴夏に見せたい
また行こうよ

冬の京都も春の京都も
晴夏に見せたい

晴夏の大切な人が過ごした都
すごく素敵なところだよ

晴夏と一緒に見たい

オレが見て綺麗だと思ったもの全部
晴夏に魅せたい」



「うん
行ってみたい

宙、また連れて行ってね」



「うん」



これからは

宙と過ごす季節



秋も

冬も

春も



宙といたい



宙の隣で

笑ってたい