《静side》
「まーちゃ~ん。助けて~(泣)」

そう言って私は大の親友であるまーちゃん,もとい志木真弥ちゃんに抱き着いている。


そういう私は誰かって?気になっちゃうか~。私って人気者だもんね。

ーーーー………すみません。調子乗りました。

「どしたの静?」

はい。私の名前,明石静です。高校1年生。
今,私,非常事態になってるんです。なぜかって言いますと…

「明日,テストあったの!?」

「え,今更?」

そう。そうなんですよ!!明日テストだったの忘れてたんですよーー(泣)


「さっき真由ちゃんから聞いて…。」

「っていうか何で知らなかったの…。授業で言ってたよ?」

だってその授業寝てたんだもん‼


「…寝てた。」

「……アホ。」

まーちゃんが冷たい!?(泣)


「ねぇ,まーちゃん。」

私が今からとっても大事なお願いをしようとすると…

「やだよ。自業自得でしょ。」

先回りされた。

「な,何で分かったの…」

「静のいうことは顔に出てるから。」


「えっ。それにヤダって…。」

「今日,バイトあるから。あんたの勉強見れない。」


まーちゃんが冷たい!!(泣)


「うぇーん。まーちゃんが冷たいよー」

「はぁ。大体聞いてなかった静が悪いんでしょ。一人で頑張りな。」


そういってまーちゃんはカバンを持って帰ろうとした。

「じゃ,私バイトあるんで~。バイバイ」


「まーちゃんのはくじょうものぉーーー。」