「北って、どのくらい…?」
不安な気持ちを抱えながら尋ねると、
「もう覚えてないかもしれないけど、高校の頃、夏休みに北海道で住み込みのバイトしてて…」
「あ…!覚えてるよ。北海道から手紙くれたよね?」
「それだよ。当時のバイト先のオーナーとは今でも連絡取り合ってて、前から『もし北海道で就職したい気持ちがあれば、ツテなら色々あるし、何かしら仕事は紹介できるから、そのときは言ってくれ』って言ってくれてたんだ。だから…お言葉に甘えようかと思ってる」
私は、思わず俯いてしまった。
ついに、お別れの時が来たのだと。
「それで、ミーナに打診しようと思ったんだ」
「何を…?」
「これまで散々付き合わせたのに、更に勝手なこと言うけど…。俺と一緒に…北海道に来てくれないか?」
不安な気持ちを抱えながら尋ねると、
「もう覚えてないかもしれないけど、高校の頃、夏休みに北海道で住み込みのバイトしてて…」
「あ…!覚えてるよ。北海道から手紙くれたよね?」
「それだよ。当時のバイト先のオーナーとは今でも連絡取り合ってて、前から『もし北海道で就職したい気持ちがあれば、ツテなら色々あるし、何かしら仕事は紹介できるから、そのときは言ってくれ』って言ってくれてたんだ。だから…お言葉に甘えようかと思ってる」
私は、思わず俯いてしまった。
ついに、お別れの時が来たのだと。
「それで、ミーナに打診しようと思ったんだ」
「何を…?」
「これまで散々付き合わせたのに、更に勝手なこと言うけど…。俺と一緒に…北海道に来てくれないか?」