季節が過ぎるのがこんなにも早いなんて……思わなかった……



秋も終わるころ…






夏鈴は受験勉強の合間をぬって来てくれる




『あたし彼氏が出来ました』



あれはびっくりした……





でもそんな話をするとき楽しいんだ…





夏鈴の前では、自分は赤坂千尋なんだと思えるから





たとえ……昔とは姿が違っても………








これは臆病な私への試練だから…………