星のような君の隣にいたい。〜番外編〜

こうなると由香さんは

俺が頷くまで帰してくれない。

バイト時間だけの

関わりでも俺は知っていた。

「·····缶コーヒーで」

近くの公園に自動販売機があり

そこで奢ってくれた。

「ありがとうございます」

お礼を言うと

「いいけどさー

どうして缶コーヒーなのさ」

不満そうな顔で言った。

「特に好きな物もないんで」