翔目線

優希、

ついにこの日が来た。

どうか見ててくれよ。

「新婦さんの準備が整いました」

スタッフの人に呼ばれ

俺は彼女が準備をしている

部屋に着いた。

「新郎さんが到着しました」

スタッフの人が扉に向かって

声をかけ扉が開いた。

俺にはもったいない。

そんな言葉がでかけたけど

彼女に怒られそうで

その言葉は飲み込んだ。