翔目線

優希から遺書を預かった。

そして俺が

生きている優希に

会った最後の日。

あの日、

優希から手紙を預かって

家に持ち帰り

引き出しにしまった。

そして一生、

この引き出しを

開けることがないことを祈った。

優希が死なない未来。

俺はまだその希望を

捨てれないでいた。