「何があって子供の姿に?」
「話をするならオレリアを交えての方が良いわ。私は朦朧としていて記憶が曖昧なところもあるし、それにオレリアに助けてもらわなかったら死んでいたから」
「そうか、わかったそうしよう」
自分をじっと見つめ続けるレオンの熱い視線に恥ずかしさを募らせつつ、エミリーは纏っているブランケットの隙間から中が見えないように内側からしっかり握りしめる。
「あの。着替えるから、外に出ていてください」
心は十六歳なため、彼の前で着替えるのは恥ずかしい。
頬を赤らめながらのお願いにレオンはハッとして立ち上がり、「そ、そうだよな、すまない。廊下にいるから着替えが終わったら呼んでくれ」と急ぎ足で部屋を出て行った。
エミリーは時々ふらつきながらも、大急ぎで着替えを済ませ、髪飾りを鏡台にそっと置いてから、彼が持ってきたタオルを腕にかけて、両手で扉を押し開けた。
廊下を落ち着きない様子でうろうろしていたレオンと目が合えば、彼はすぐにエミリーのところへやってきて、有無を言わさず抱き上げる。
「レオン様、大丈夫です。歩けます」
「気にしなくていい。俺がエミリーを抱っこしたいだけだから」


