扉を開けて話しかけてきたレオンとしっかりと目が合い、互いに動きを止める。
肩からブランケットがずり落ちてエミリーの鎖骨が露わになった瞬間、レオンは僅かに頬を染め、「すまない」といったん扉を閉めかける。
しかし、そこでまたぐらりと視界が歪み、苦しげに息を吐いたエミリーに気づき、逆に勢いよく扉を開け放ち、顔色を変えて部屋に飛び込んでくる。
ふらついてその場に座り込んだエミリーの傍までレオンは一気に歩み寄り、混乱気味に瞳を揺らした後、確認するようにブランケット越しにエミリーの肩に触れた。
扉を開けた瞬間、そこにいたのは確かに大人だったのに、今、自分の目の前にいるのは子供。
エミリーの体が縮んでいくのを目の当たりにし、触れた肩も子供のそれで、レオンは困惑気味に呟く。
「夢じゃないよな」
「レオン様、黙っていてごめんなさい。私、……」
苦しげな呼吸を繰り返すエミリーを、レオンはブランケットごとひょいと抱きかかえて、そのままベッドへと連れていく。
エミリーをそっと横たわらせたあと、部屋に飛び込んできた時に落としたタオルを掴み取って、そして自分もベッドに腰かける。


