和美:「ねぇ、勇斗って彼女いるの!?」
あんな事があったのに、すぐ普通に話せる自分に少しびっくりしていた。
でも、勇斗はさっきよりぎこちなさそうに答えた。
勇斗:「いないって言えばいないって言うのかな。。」
はいっ?
意味分かんない。それって、どういう意味?
ホストだから遊んでるって意味なのかな?
私がもし勇斗に恋心を抱いたら、遊ばれて捨てられるのかな。。
和美:「それって、沢山の女の人と遊んでるって事?」
真顔で尋ねる。でも、一歩も引く気はなかった。だって、すごく気になったから。。今までに一番激しい恋の予感がしたから。。だからこそ、彼のすべてを知っておきたかったから。私みたいな、ただの派手な女には興味がないって事は、重々分かっているけどもう、動きだしてしまったから止まらないの。
勇斗:「………仕事だから、しょうがない事なんだよ。沢山の人を傷つけるのは分かってるけど、俺にはこの仕事しかないんだよ。。」
………それは、分かるけど。。でも、遊ばれてポイッて捨てられる人の気持ちはズタズタのボロボロになってるよ。
和美:「私は、やめたほうがいいと思う。」
なんか私って、本当に可愛くない女だな。。