あの日、雪が降っていてよかった。【完】

僕もお前に言いたいことある、と

雪村さんは真っ直ぐ私を見つめて

ふー、と息を吐いた。


『……僕は、香月が好きだよ。』

「は、はいっ…、」

『僕にとって、神室とか雲英とか、あと…村瀬とか、あいつらもめちゃくちゃ大事だけど。それでも、そんなあいつらにも渡したくないって思うくらいに、お前が好きだよ。』


初めて聞いた

雪村さんからの"好き "の2文字が

嬉しくて、苦しくて、

私はぎゅっと、胸の辺りを押さえた。