『……雪村なら、さっき屋上に向かったよ、』
はやく行ってあげな、と
仁さんは私に耳うちすると
ぽん、と私の背中を軽く押した。
「す、すみませんっ、行ってきますっ…!」
校舎内の階段を
1階段から4階段まで駆け上がって
がらんとした3年生の教室が並ぶ廊下を
私はただ無我夢中で走る。
息が上がって呼吸は苦しいのに
今はそんなこと、どうでもよかった。
はやく行ってあげな、と
仁さんは私に耳うちすると
ぽん、と私の背中を軽く押した。
「す、すみませんっ、行ってきますっ…!」
校舎内の階段を
1階段から4階段まで駆け上がって
がらんとした3年生の教室が並ぶ廊下を
私はただ無我夢中で走る。
息が上がって呼吸は苦しいのに
今はそんなこと、どうでもよかった。



