あの日、雪が降っていてよかった。【完】

香月を観察していると

彼女はずっと終始そわそわしていて

その度に隣に座る担任が

緊張をほぐそうと、何か話しかけているような様子だった。


『ふふっ、唯ちゃん、なんであんなに緊張してるんだろうね、』

『ね、自分は卒業しないのに笑』

『まぁさ、ほとんど3年のクラスで過ごしてたわけだし、気持ち的には俺らと同じなのかもね。』


神室の言葉を聞きながら

暫く香月の様子を見ていると

3年生入場、とアナウンスが聞こえた。


-雪村side end-