あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『意外とロマンチストなんだね、唯ちゃん。』

『え、なんで?』

『屋上って、最初に雪村と会ったところでしょ。だからその場所にしたんじゃないの?』


神室の話になるほどー、と納得する雲英を

え、ちょっと待って、と僕は制止した。


『………僕神室に今回のこと話したっけ、』

『俺は唯ちゃんから相談受けてたんだよ、』

『香月から…?』

『あー、ちょっと、そんな怖い顔しないでよ。これ以上は話せないからね、』


唯ちゃんに雪村には内緒にしてって言われてるんだから。

神室の言葉に、僕はチッと舌打ちした。