あの日、雪が降っていてよかった。【完】

[3月1日 8:00]


『あーっ、ゆき、唯ちゃん、おはよー。』

「おはようございます、」

『唯ちゃんまでこの時間に来なくても大丈夫なのにー。8時って早すぎでしょ?』

『………僕もそう言ったんだけど、そーゆーわけにはいかないって。なぁ?』


こくり、と私が頷くと

律儀だなぁ、と忍さんは笑った。


『あ、はいこれ、雪村の分。』

『…………なにこれ、』

『卒業生用の花だって。全員つけろって先生言ってたよ、』