あの日、雪が降っていてよかった。【完】

親の気持ちってこーゆーもんかね、と村瀬は笑うと

少し間が開いたあと、そいつは話し始めた。


『………雪村んちはさ、一般家庭に比べたらかなり複雑だし、お前もかなり荒れてた時期もあったじゃん?』

『………まぁ、ね。』

『俺らにも詳しく話してねぇこととか、多分あると思う。でもさー、』


俺が見る限り今の雪村が1番人生楽しそうだわ。

村瀬の言葉に

それは多分香月に出会ったからだ、僕はそう思った。