あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『…………香月?』

「わっ、ゆ、雪村さん、」

『……悪い、寝てた?』

「い、いえっ。大丈夫です、」


半開きになったドアの隙間から

雪村さんは控えめに寝室へ入ってくると

今大丈夫?と私に聞いた。


『…………これ、見て。』

「……?これって…」


雪村さんが見せてくれたスマートフォンの画面には

赤と青で色分けされた

詩のような文章が書かれていた。