あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『ゆき言ってたよー、唯ちゃんがあまりに普通な態度だから、忘れてんじゃないか心配だって。』

「ゆ、雪村さんが、ですか?」


驚いた。

まさか雪村さんが

そんなことを思っていたなんて、考えもしなかったから。


『似たもの同士だね、2人。』


唯ちゃんもさっき同じこと言ってた、と笑う仁さんから

何となく気恥ずかしくて、私は目を逸らした。