あの日、雪が降っていてよかった。【完】

納得したように頷くと

雪村さんは、まだ飲み途中のコーヒーのカップを手に持って

ゆっくり立ち上がった。


『ちょっと寝る。』

『えっ、今からー?』

『……夜になったら起こして。』


彼は私にそう言うと

ふらふらとした足取りで、自室へ戻っていった。


『ほんと相変わらずだなー、ゆきの生活リズムは。』


まぁちゃんと寝れてるならいいんだけどさ、と苦笑する忍さんの言葉に

そうですね、と私も頷いた。