『チッ…、切れたし…。』


はぁー、とため息をつくと

その瞬間コンコン、と僕の部屋のドアをノックする音が聞こえた。


「あっ、雪村さん…。ラーメン、きました。」

『ん。…ちょっと電話してて気づかなかった、』


すぐ行く、と言うと

香月はこくりと頷いて、待ってますね、とリビングへ戻っていった。