あの日、雪が降っていてよかった。【完】

「………初めてじゃないんです。なんで忘れてたんだろ、私、」


忘れていたわけじゃない。

忘れられるわけもない。

ただ今回は本当に、母が私のことを必要としてるんじゃないかって

多分、そう思いたかっただけ。


「母のこと大嫌いです。でも結局、認めてもらいたいって思ってるんですよね、私。」

『…………その役目さ、母親じゃねぇとだめ?』