あの日、雪が降っていてよかった。【完】

-雪村side-


『………この病院…、』

『雪村?どうかした?』

『………いや、』


香月が残していったメモの住所には

僕も見覚えがあった。


『唯ちゃん、心配だね…、』

『うん…。お母さんが倒れたって、言ってたけど…、』


香月の家庭環境について

僕以外はもちろん知らない。

ただ、神室も雲英もそんなに鈍い奴らじゃないわけで。