あの日、雪が降っていてよかった。【完】

『あ!ゆき、唯ちゃん、おはよー。今日は随分ギリギリだねー、』

「おはようございますっ…。私がちょっと、寝坊してしまって、」

『唯ちゃんが?珍しいね、』


俺はてっきり雪村が寝坊したのかと思ったけど、と仁さんが言うと

僕じゃねぇし、と雪村さんは顔をしかめた。


『……あ、そうだ。はいこれ、』

『………なにこれ。』

『さっき、隣のクラスの女の子達が持ってきたよ。ゆきに渡してくれってさ、』